坊っちゃんくん、えっちなおねーさんにかきみだされまくり|腐女子向けエロマンガ

腐女子
プライドの高い男の子がむちゃくちゃにされるマンガないかな?
tomo
都合よくお前の欲望を叶えてくれるマンガなんてあるわけな・・・あった!
腐女子
さっすがー!早く見せてよ!
tomo
しょうがないから、試し読みだけな!
 

坊っちゃんくん、えっちなおねーさんにかきみだされまくり|腐女子向けエロマンガ試し読み

坊っちゃんくん、えっちなおねーさんにかきみだされまくり|腐女子向けエロマンガオリジナルストーリー

世間知らずでお金持ち少年の九条 昴(くじょうすばる)は、登校中に偶然見かけた愛澤先輩に一目惚れ。
そこで昴は、これまでと同じく金に物を言わせてありとあらゆる贈り物を執事に渡させるが、何も受け取ってもらえず混乱する。
しかし勇気を出して自分で誕生パーティに誘うとあっさり承諾され、先輩の飴とムチに心をかき乱されてしまう。

パーティを抜け出した二人は部屋で二人きりになり…
「誕生日だから特別に欲しいものを好きなだけあげる」と言われた昴は…!?『……は、はしたない、ですわ……』
「はぁ……」
まさか自分が恋などというものをする日が来るとは思ってなかった。
それも相手は男、しかも年上。
「恋をすると女は変わる」とは聞いていたけれど、まさかここまでとは自分でも想像できなかった。
(今まで私がしてきたことと言えば、勉強と家のための婚活のみ)
恋愛小説や漫画を読んでもピンと来なかったし、恋愛経験皆無な自分がまさか男に一目惚れする日が来るなんて。
(しかも相手は年上)
でも、それでも。
「恋、というのは」
こんなにも心が暖かくなるものなのだろうか。
「昴様?」
「……っ!?」
私は執事の声に顔を上げた。
……どうやら、いつの間にかボーッとしていたようだ。
「大丈夫ですか?何かお飲み物をお持ちしましょうか?」
「あ、いえ、大丈夫ですわ……少し考え事をしていただけですので」
「そうでしたか。それではこの後はどうなさいますか?」
「…………ええ、そうですわね」
私は執事に告げる。
「パーティの片付けをお願いいたしますわ。私は先に戻っていますので、終わったら屋敷まで送ってくださいまし」
「かしこまりました」
……その後、自分がどんな顔をしていたのかはわからなかったけれど、執事が顔を赤らめていたところを見る限りきっと恋する乙女の顔だったのでしょう。
「おはようございます九条様」
翌朝の登校中、背後から声をかけられ振り向くとそこには昴の姿があった。
「……愛澤先輩って学校だといつも敬語なのですね」
「あら、そう見えまして?私は普段からこうなのですが……それに」
昴は小悪魔のような笑みを浮かべると言葉を続ける。
「学校ではご学友に見られたくありませんもの」
そう言って俺の腕を掴んでくる。
「せ、先輩……!」
驚いて声を上げる俺に構わず昴はさらに腕に体を寄せてきた。
「あ、あの……当たってます……」
「ふふ、当てているのです」
昴は妖艶な笑みを浮かべながら耳元に顔を寄せると囁くように言った。
「照れてる九条様も素敵です」
「……っ!」
俺は思わず顔を赤く染めると慌てて距離をとる。
そんな俺を見た昴は楽しそうに笑いながら言った。
「ふふ、可愛いですね九条様」
「か、からかわないでください!」
「ええ、申し訳ありません。つい、九条様が可愛らしくて」
昴は笑いながら謝罪してくる。
俺はそんな彼女を見つめながらため息をついた。
(まったく……この人は本当に油断ならないな)
だが不思議と嫌な気持ちにはならなかった。むしろもっとからかって欲しいと思ってしまう自分がいるのだから恐ろしいものだ。
そんなことを考えていると不意に昴が言った。「九条様、昨日の約束は覚えていますか?」
「……もちろん、覚えていますよ」
……昨日、昴が俺に囁いた言葉を思い出す。
『私のことは昴とお呼びください』
そして彼女はこう続けたのだ。
『私たちだけの秘密ですよ?』
その言葉の意味を正しく理解しないまま俺は彼女に頷いてしまっていたのである。
(まあどうせ深い意味はないんだろうけど……)
そんなことを考えながら返事を待っていると、昴はニコリと笑った。
「嬉しいですわ」
そう言って彼女は俺の腕に抱きついてくる。
「……っ!」
慌てて離れようとするも、彼女に腕を絡めとられてしまったため逃げることが出来ない。
(いや、振り解くことは出来るだろうけど……)
しかしそんなことをすれば彼女が悲しむかもしれないと思うとどうしても出来なかった。
(それに、俺だって男なんだ。こんな美少女にくっつかれれば動揺だってするさ!)
そんな言い訳をしながら俺は昴と共に校舎へ向かうのだった。
「おっはよー!」
教室に入ると、いつものようにクラスメイトから挨拶をされる。
「おはよう」
それに返事をしながら席に座ると、隣から声をかけられる。
「おはようございます九条様」
隣に座るのは同じクラスの女子で、名前は神崎芽衣子さんだ。彼女はいつもクラスの中心的存在であり、いつも明るく元気な女の子だった。その明るさは俺にも分け与えられ、彼女とはそれなりに仲良くしているつもりだ。
「ああ、おはよう神崎さん」
挨拶を返すと彼女は嬉しそうに微笑む。そして俺の手を掴むとぶんぶん振ってきた。
(相変わらずテンション高いな……)
そんなことを考えているうちに予鈴が鳴る。すると彼女は俺から離れ自分の席へと戻った。すると入れ替わるようにして昴が教室へ入ってくる。
(あれ?今日はいつもより遅いな……?)
少し疑問に思ったが、彼女のことだ。きっと寝坊でもしたのだろう。そんなことを考えているうちに担任が入ってきたため思考を中断する。そしていつも通り授業が始まったのだった。
「それでは九条様、お昼ご飯に行きましょう」
昼休みになり昴が俺の席までやってくるとそんなことを言ってきた。
「えっと、今日も一緒に食べるんですか?」
昨日のことを思い出しながら尋ねる俺に、彼女は当然とばかりに答える。
「ええ、もちろんですわ」
(いや、まあ別にいいんだけどさ……)
そう思いながらも俺は昴と共に教室を後にした。
2人で昼食を食べ終え、午後の授業を受けているとあっという間に放課後になった。
(今日は特に予定もないし帰るか……)
そう思った矢先、スマホにメッセージが届く。確認するとそこには昴の名前があった。
『九条様、よろしければ私とデートしませんか?』
俺は一瞬固まった後、慌てて返事を打つ。
『別に構わないけど、どこで会う?』
『そうですね。では駅前のカフェで待ち合わせしましょう』
メッセージはすぐに帰ってきたので、俺は了解の意を伝えると学校を飛び出した。
(まったく、なんで俺なんか誘うんだか)
そんなことを考えながらも、どこか楽しみにしている自分がいることに気がついて苦笑するのだった。
***
「お待たせしました九条様……あら?」
昴は店内に入ると真っ先に俺を見つけ声をかけたが途中で首を傾げる。そして俺の背後にいる人物達を見て目を見開いた。
「昴さん、こんにちは」
「こんちゃーッス!!」
そこには何故か愛澤姉妹がおり、笑顔で手を振っていた。
「こ、こんにちは……お二人揃ってどうされたのですか?」
戸惑いながら尋ねると澪が答えた。
「いや、たまたま二人と会ってね」
(偶然だったのか……)
俺が驚いていると昴はいつもの笑顔を浮かべると二人の元へ向かう。「奇遇ですね。せっかくですしご一緒いたしませんか?」
(昴の奴、愛澤先輩達がいるからって遠慮するつもりないな……)
俺は呆れながらその様子を眺めていたが、愛澤先輩が口を開いたことで意識をそちらに向ける。
「あーいや、それはやめた方がいいんじゃないかなーと」
「なぜですか?」
不思議そうに尋ねる昴に彼女は困ったように頰を掻いた。
「いやーだって、流石に邪魔しちゃ悪いじゃん?ね、お姉ちゃん」
「そ、そうだぞ?」
(……愛澤先輩、思いっきり視線が泳いでるな)
どうやら彼女も二人きりのデートだと勘違いしていたようだ。まあ普通そう思うだろう。
昴もそれに気づいたようでため息をついた後、俺の方へ歩いてきた。
「さて、そろそろ行きましょうか九条様」
そう言って俺の腕を掴んでくるので慌てて引き剥がそうとするもビクともしない。……おかしいな、身長は同じくらいなのに力負けしてるんだけど。
「いや、あの、昴さん?」
俺が困惑していると彼女は悪戯っぽく笑った。
「あら、九条様ったら照れてらっしゃるんですか?可愛いですね」
「……っ!」
(こいつ、わざとだな……!)
そんなやり取りをしている間も愛澤姉妹は俺達のことをじっと見つめていた。その視線に耐えられなくなり、俺は昴に告げる。
「わかったから、とりあえず腕を離してくれ」
俺が言うと昴は渋々といった様子で手を離してくれた。そして愛澤姉妹に向かって声をかける。
「すみません、今日はここで失礼しますわ」
すると二人は笑顔で答えた。
「うん、またね〜」
「また明日な!」
二人が見送ってくれたので、俺達は店を後にすることにしたのだった。
(はぁ……疲れた)
俺は昴と共に歩きながらため息をつく。
(結局、あの場ではデートどころじゃなかったな……)
だが、昴はどこか楽しそうだった。
「さて、それでは九条様。これからどうなさいますか?」
上目遣いで尋ねてくる彼女に俺は考える素振りを見せた後答えた。
「うーん、特にすることも無いし帰るしかないかな」
そんな答えに彼女は不満げな表情を浮かべる。
「むー、せっかく二人きりになれたのですからもう少し付き合ってくださいまし」
昴は頰を膨らませると俺の腕に抱きついてきた。
「ちょ、ちょっと昴さん!?」
慌てて離れようとするも、彼女は離そうとしない。それどころかさらに強く抱きしめてくる始末だった。
(こ、これはまずい……!)
ただでさえ美少女なのだ。そんな子に密着されたら誰だって平静を保っていられないだろう。現に俺はもう心臓がバクバク鳴っていた。
そんなことを考えていると昴が耳元で囁いてくる。
「ふふ、ドキドキしてるんですね……?」
吐息混じりの声に背筋が震えるような感覚を覚えた。
(まずい……これじゃあ本当に彼女に惚れてしまう……!)
なんとか逃れようと試みるものの、やはり力の差がありすぎて逃げられない。その間にも彼女の腕は俺を離そうとしなかった。
結局俺は諦めて大人しくすることにしたのだが、それでも彼女の顔が近づいてくる度に緊張してしまうのだった。そしてとうとう限界を迎えた時、彼女がピタリと動きを止める。
「九条様……もしかして照れてらっしゃいます?」
そう言って小悪魔のような笑みを浮かべる彼女を見て、俺は思わずドキッとしてしまった。
(いやまあ確かに彼女に惚れかけてはいるけどこれは流石に恥ずかしすぎる……!)
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか昴はさらに追い討ちをかけるように問いかけてくる。
「ねえ、教えてくださいませんか?九条様はドキドキしておられるのですか?」
その問いに俺は顔を真っ赤にして答えた。
「ああ、そうだよ!悪かったな!」
すると昴は満足げな笑みを浮かべるとようやく解放してくれたのだった。
(全く……なんて心臓に悪い女だ)
俺が心の中で悪態をついているとは露知らず、彼女は嬉しそうに話しかけてくる。
「うふふ、私のせいで九条様がドキドキしてくださっているのですね」
そんな無邪気な笑顔を見せながら言う彼女に俺はため息をついた。