ホルモンの影響で更年期障害になったらクリマラ

女性ホルモンは年齢を重ねるごとに減少していき、早い人では40代から減り始め、閉経の準備に入ります。
婦人科医師の見解としては、閉経は52歳ごろと考えていますが、介護や子育て、仕事からのさまざまなストレスを受けると、52歳よりも早く閉経することがあります。

閉経年齢にさしかかっても、いきなり月経が止まってしまうのではなく、徐々に経血量が減っていくなどの変化が現れます。
それと同時に、心身両面にさまざまな症状が起こってくるのが特徴で、これを更年期障害と呼んでいます。
急に体がカッと熱くなって汗がでるホットフラッシュと呼ばれる現象が起きたり、気持ちの面では落ち込んだり、イライラしたりという状態になります。
これらはすべて、エストロゲンとプロゲステロンの2つでできている女性ホルモンのうち、エストロゲンの現象によって起こると考えられています。

対策としては、女性ホルモンのエストロゲンの量を増やすことが効果的で、そのために適しているのがクリマラと呼ばれるお薬です。
クリマラの一番の特徴は、一般的な飲む薬ではなく、貼り薬になっていることです。
貼り薬になっていることによって、緩やかに作用していくことも特徴といえます。
飲み薬のように肝臓で代謝して体に吸収されるのではなく、貼り付けた場所から体に浸透していくため、薬の服用よる副作用が出にくい点は、肝機能を気にする人にうってつけです。

クリマラという薬の主たる成分は、エストロゲンの成分の一種であるエストラジオールです。
パッチタイプになっているため、薬を服用した場合よりもゆっくりと体内に吸収されていきますので、急激にエストロゲンが増えることがありません。
減ってきたとはいえ、一気にエストロゲンを増やすと体に負担をかけますので、一度貼ると7日間かけて効果を発揮していきますので、その分、肝臓への負担が少なく、副作用も出にくいという仕組みです。
さらに、薬だと飲み忘れてしまうという人も、クリマラなら貼るだけで更年期障害の諸症状の改善対策ができますので、続けやすいところもメリットです。

クリマラの使用方法と注意点

クリマラの主たる成分はエストロゲンの成分の一種であるエストラジオールという女性ホルモンで、更年期障害の諸症状の改善する効果があります。
使用する前に正しい使用方法と注意点などを知ることが大切です。

クリマラはパッチタイプですので、使用する時は下腹部や臀部に1枚貼り付けます。
貼り付ける前に皮膚を濡らしたタオルなどで拭いて水分をしっかり拭き取り、清潔な状態にすることが大切です。
7日間使用した後は7日間は使用できません。
貼り替える時は違う場所に貼りましょう。
そうすれば、肌への負担が和らぎます。
肌が荒れたりかぶれたりした時は貼る場所を変えて様子をみましょう。

クリマラを使用している時に脚や胸の痛み、息切れやめまいなどの症状が現れた場合は、すぐ医師の診察を受けてください。
胃腸障害や性器出血、乳房痛などの副作用も報告されています。
クリマラは衣類との摩擦が原因で剥がれる場合があるので、ベルトのラインは避けて下腹部か臀部に貼りましょう。
胸部や創傷面、湿疹や皮膚炎などに貼ってはいけません。

また、クリマラを使用してはいけない人がいるので注意が必要です。
例えば、乳癌や子宮内膜癌の人やその疑いのある人は腫瘍が悪化したり顕性化を促したりしてしまうので使用してはいけません。
クリマラの成分に対して過敏に反応してしまう人や重篤な肝障害がある人も同じです。
妊婦や妊娠している可能性がある人や授乳中の人も使用してはいけません。

他にも使用できない人はいるので、クリマラを使用する前に医師に使用しても問題ないか確認してください。
自分の判断で使用すると思わぬ症状が現れる場合があるので危険です。
医師に指示された使用方法を守ることが大切です。